Cookieを利用する(1) Cookieの概要と情報の書き込み
Cookie(クッキー)を利用すると、訪問回数や訪問者の名前などをホームページに表示できます。CookieはJavaScriptで制御できますが、そのためにはCookieに関する一連の命令を覚えておく必要があります。そこで、今回から数回にわたってCookieを利用するためのテクニックを紹介していきます。

→ Cookieとは?
 
まずはCookie(クッキー)の概要を簡単に解説します。Cookieとは、ホームページを訪れた人の個別情報をパソコンのハードディスクに保存できる仕組みのことです。たとえば、その人が過去にホームページを訪問した回数をCookieに保存しておけば、次回にホームページを訪れた際に、その数字に1を加えるだけで正確な訪問回数を表示できます。そのほか、訪問者の名前を保存して利用するなど、Cookieはさまざまな場面で活用することができます。


→ Cookieに情報を書き込む
 
Cookieを利用するには、訪問者がホームページを訪れた際に必要な情報をCookieに書き込んでおく必要があります。これは、JavaScriptの「document.cookie」を利用すると実現できます。Cookieの内容は「クッキー名=値」という形式で書き込むのが一般的で、たとえばn回目の訪問を「count」というクッキー名で書き込む場合は、以下のようにJavaScriptを記述します。
document.cookie = "count="+n;


→ Cookieの有効期限
 
先ほど解説した方法でcookieに情報を書き込んだ場合、ブラウザを終了すると同時にcookieの情報も削除されてしまいます。これでは、cookieを効果的に活用できません。そこで。cookieに情報を書き込む際は、有効期限を付け加えておきます。すると、指定した有効期限になるまでcookieの情報がハードディスクに保持されるようになります。有効期限を含めるには、以下のように「クッキー名=値;expires=(有効期限)」という形式でcookieに情報を書き込みます。なお、この(有効期限)はGMT形式に変換しておく必要があります(以下の例は、有効期限を365日に設定した場合です)。
t = new Date();
t.setTime(t.getTime()+(365*1000*60*60*24));
expt = t.toGMTString();
document.cookie = "count="+n+";expires="+expt;

※次回は、保存したCookieの情報を読み込む方法を紹介します。


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